株式会社きゅうべえ|京都でスポーツサイクル・自転車専門店、シェアサイクルを展開

【修学院店】DAHONのフォールディングバイクにe-Bikeが登場!DAHON Fu-Com

こんにちは!
修学院店の南埜です

先日の雪はすっかり解けましたが、ときおり雪の舞う寒い日が続き凍える日々です


本日はフォールディングバイク(折りたたみ自転車)のパイオニア、DAHONの
折りたたみe-Bikeをご紹介します!

DAHON Fu-Com/ダホン フューコム

一見e-Bikeに見えないほどスッキリとした外観
同時に力強さも感じさせる絶妙なバランス

カッコイイしオシャレですね

2024年にグッドデザイン賞も受賞しています

折りたたみ自転車でありながらe-Bikeでもある
二つの側面を持つ自転車、順番に見ていきましょう!

DAHONの折りたたみ自転車

※画像:https://dahon.jp/より

DAHONはカリフォルニア生まれのメーカーで
創業以来40年以上にわたってフォールディングバイクを手掛けています

そのため折りたたみの技術は折り紙つき(ダジャレじゃないですよ)

簡単に折りたたみ・展開ができ、折りたたんだ時の形は無駄がなくコンパクト
フォールディングバイクの弱点であるヒンジ部分の強度や
ガタつかないかどうかに関わる固定部分の精度も高く、信頼感があります

フレーム

折りたたみ部分

DFS(Dahon Folding System)Technology

※画像:https://dahon.jp/technology/より

DAHONが開発し、今では多くの折りたたみ自転車に採用されている技術です
①シートポストを下げ②ハンドルポストをたたみ③最後に本体をたたむだけ
わずか3ステップ!直感的な操作で簡単に折りたたみ・展開ができます

各固定部はレバーで開閉でき、工具は不要
レバーは工夫された形状(Vice Grip、High Leverage Quick Release)により
固定力の高さと、スムーズな動きを両立しています

フレームとハンドルポストの折りたたみ部のレバーにはロックが付いており
意図せず引っ掛けてレバーが開くことがなく安心

折りたたんだ状態がこちら

サイズは長さ88 × 高さ72 × 幅50 (cm)
気軽に車に積んだり、屋内に保管したりできるコンパクトさです

高さ調整

ハンドルとサドルの高さは乗る人の体格や好みに合わせて調整できます
どちらも前述の動かしやすいレバーで固定を緩めて動かせます

一般的な自転車にある円柱形のハンドルポストは、高さ調整のために緩めると左右にも回転して
ハンドルの角度が左右にズレてしまい
高さと角度を同時に確認しながら固定するのが地味にストレスだったりするのですが…

が!こちらは内部に設けられた溝により、左右にズレないようになっていて
とっても楽に高さ調整できます(Adjustable Handlepost)

折りたたむ際に毎回下げるシートポストには数字付きの目盛りが刻んであるので
組み立てるときに元の高さを再現しやすくなっています

こうしたちょっとした部分に気の利いた工夫があるのが素敵です

気軽に調整できるので、いろんなポジションを試したり、1台を家族で共有するのもありですね


Deltec

斬新で面白いと思った技術がこちらトップチューブからBB下にかけて張られたケーブルにより、フレームにトライアングルが形成されています
これがフレームにかかる力をうまく分散させて
弱点になりがちなフレームヒンジ部への負担を大きく減らし、耐久性を向上させてくれます

言い換えればフレームの一部が剛体のパイプではなく柔軟なケーブルになっている状態

折りたたんだときは柔らかく曲がって邪魔をせず
展開するとピンと張って補強する

折りたたみ自転車ならではの構造ではないでしょうか
見た目もオシャレですよね

見覚えがあると思ったら、耐震補強のために建物や橋などの構造物に取り付けられるケーブルブレースに似てますね

(↓こんなやつ)

※画像:https://www.shinko-wire.co.jp/products/engineering/cablebrace/より

駆動系

アシスト部分

モーター、スイッチは中国のBafangというメーカーのもの
現在多くのe-Bikeに採用されている世界的なメーカーです

モーターは後輪のハブ部分に内蔵
アシスト力は手元のスイッチで0~5の6段階に切り替えられます

バッテリーはシートポストと一体型
この太いシートポストの中身がバッテリーです

Samsung製
一回の充電で最大120km航続可能です

シンプルで分かりやすいディスプレイ
左列がアシスト力、右列がバッテリー残量の表示

スイッチは左側の▲▼ボタンでアシスト力の切り替え
真ん中に電源ボタンです

充電方法

充電はサドル下の差し込み口に充電器のコードを繋いで行います

基本的には自転車本体に取り付けたまま充電する仕様
取り外しに関しては後述します

少し不便なところ

多少手間かなと感じた点が2つ

①電源を入れるのに2ステップ必要

電源の入れ方は
バッテリーの主電源をONにしてから手元スイッチの電源を入れる2ステップ

サドルの穴から見えている丸いボタンが主電源。押し込んで青く光るとON
ハンドルのディスプレイについている電源ボタンは3秒間長押しするとON/OFFできます

主電源があるのはバッテリーの劣化を抑えるためでしょうか


②バッテリーの着脱がワンタッチではできない
これは自転車を保管する場所にコンセントがあればそのまま充電できるので問題ありません

一方バッテリーだけ外して室内に持ち込む場合は
このように、下部に繋がっているコードを抜いた後
シートクランプを緩めてサドルごと上に引き抜いて外します
取り付ける際は逆の手順で、高さを調節して取り付ける必要があります

シートポスト一体型の宿命でしょうか。ひと手間かかりますね(笑)
コンパクト、シンプルさを優先するならばこの形を受け入れるしかないかもしれません


バッテリーに関してはもう一点、手間とはいえ誰でも取り外せてしまうのが、防犯面で不安が残るところ
盗難防止に関しては海外向けの姉妹モデル「K-ONE」用にはロック付きシートクランプがオプション品としてあるようですが
Fu-Comとの互換性に関しては公式発表はないですね

パーツ類

SHIMANO製で統一されたコンポーネント

シフターディレイラーボスフリー(後ろギアのセット)、ブレーキ
これら駆動系で重要なパーツがSHIMANO製品で構成されているのが嬉しいところ

SHIMANOは言わずと知れた日本メーカーですね。性能と品質には非常に信頼がおけます

リア7段変速
アシストに頼らずとも多少のアップダウンは走りこなせそう

ブレーキは機械式ディスクブレーキ
水に濡れても制動力が落ちにくいタフなブレーキです

その他のパーツ・拡張オプション

20×2.0のしっかりとしたエアボリュームのある太いタイヤ
安定感とクッション性の高さが期待できます

サドルは硬すぎず柔らかすぎず程よい感じ
クッション性がありつつ沈みすぎないので、力を入れて漕げる乗車姿勢が保てそうなバランスです

手になじむエルゴノミック形状のグリップ

専用のキックスタンドが付いています
フレームの台座に直付けされておりしっかり安定感あり

前後共にダボ穴があり、専用バスケット、リアキャリアの取付けが可能です

バリエーション・価格

各部全体を通して見ると
オシャレで機能性も優れたDAHONのフォールディングバイクがe-Bike化された!という感じですね

カラーバリエーションはマットブラックカーキの2種類

サイズはワンサイズですが調節幅は大きいです
修学院店では写真でご紹介したブラックを展示しておりますので、ぜひまたがってお確かめください
折りたたみや高さ調節などの使い勝手の確認もぜひ!

お値段は税込¥200,900-です


修学院店の営業時間・アクセス詳細は→こちら


自転車のきゅうべえ修学院店
〒606-8004 京都市左京区山端川端町6-6

営業時間
土日祝:10:00-20:00
平 日:10:00-19:00(3・4月は20:00まで営業)
定休日:毎週木曜日